コンバットグリップ改造ーここが注意点


コンバットグリップの改造で一番知ってほしいのは、グリップの内部にオフセットバットと我々が呼んでいるパイプがあることです。これがあるためにグリップの取り付け位置にある程度の制約ができてしまいます。

右の写真にマウスの乗せてください。


それで、フロントグリップ合わせにすると、写真のようにリールシート位置(トリガー位置)がこれだけずれます。リールシートの形の違いでこれはどうしようもありません。 しかしこの仕方が一番一般的できれいにあがります。当店でも95%のお客様がこの方法です。

右の写真にマウスを乗せてください。


その結果どういうことになるかと言えば、もしリアーグリップの長さをオリジナルと同じにすれば、写真のようにこれだけオフセットバットがでてしまい、これは切ることになります。 オフセットバットを切るだけなので、ブランク自体は全然変わりません。

右の写真にマウスを乗せてください。


しかし別の方法として(当店でも約5%の方がこれですが)トリガー位置合わせにする方法もあります。写真のようにトリガー位置で合わせると、オフセットバットのフロント部がこれだけと、うしろからこれだけはみ出ることになります。もちろんうしろから出ている分は切ることになります。フロント部から出てしまっているオフセットバットはこのままでも問題ありませんが、カラーリングすることも可能です。

右の写真にマウスを乗せてください。



上記のように少しでもオフセットバットを切ることに賛成できない方は、リアーグリップを長くするということで解決できます。リアーグリップが長くなる利点は、エンド部に当店のオリジナルバットエンドWBPをつけた場合や、バランサーを仕組んだ場合などでその効果が出やすいということです。つまりバランスが取りやすいロッドになるということです。



リールシートに最近やはりのECS型を持ってくると写真のようにオフセットパイプが見えます。生のオフセットバットが見えてもいいと思いますが、これに塗装をしても人と違ったコンバットで面白いです。

写真はソリッドブラックのECSを装着しています。

右の写真にマウスを乗せてください。


オフセットバットよりいっそのこともっと感度のいいカーボンパイプをはめてもたいへんよいロッドにできあがります。見える部分はこのようになり、見栄え、感度ともに最高となります。

写真はマジョーラアンドロメダECSを装着しています。

右の写真にマウスを乗せてください。



ということで、コンバットのグリップ改造をご希望のお客様は上記のことを踏まえて、改造お見積もりのご指示をしていただければ幸いです。もしご指示がない場合は、作業が進みませんので、よろしくお願いします。




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